御礼状 例文
1 お中元・暑中見舞い・残暑見舞いのお礼
- 親戚に対するお中元の礼状
謹啓、炎暑耐え難き候ながら、みな様、お変わりなくお過ごしのことと存じます。
私どもも、暑さに負けず元気に致しております。
さて、この度は、けっこうなお品物をお送り頂きまして、真にありがとうございました。私どもの好物を覚えていて下さったこと、心から嬉しく存じます。
いつもながらの細やかなお心づかいに、お礼の言葉もございません。
早速、おいしく頂戴致しました。
冷夏との予報でございましたが、猛暑の日々が続いております。
みな様、御体調など崩されませんように、くれぐれも御自愛下さいませ。
まずは御礼まで。
謹白
- 親しい人への暑中見舞いの礼状
拝啓、酷暑の日々が続きますが、お元気でお過ごしのことと存じます。
私は早くも暑さ負けして、夏バテぎみです。
この度は、すてきな暑中見舞いをお送り頂き、ありがとうございました。
見ているだけで涼しくなるようです。早速、リビングに飾りました。
手紙を書いているうちに、一度お会いしたくなりました。御多忙とは思いますが、お時間を頂戴できますよう、お願い致します。
暑さはまだまだ続きます。くれぐれもお体をおいとい下さい。
敬具
- 部下に対する残暑見舞いの礼状
拝啓、残暑厳しき折ながら、ますます御健勝の御様子、お慶び申し上げます。
さて、この度は、けっこうな残暑見舞いをお送り頂き、心から御礼申し上げます。私も家内も好きな品なので、早速おいしく頂きました。
このような細かな心遣いが、仕事のうえにも反映しているのだと、改めて、日頃の御活躍に思い至りました。
立秋を過ぎたとはいえ、残暑が続くようです。常日頃、力いっぱい仕事に取り組んでおられますが、くれぐれも無理をなさらず、御自愛下さい。
とり急ぎ、御礼まで。
敬具
2 結婚祝い・出産祝いの御礼
- 結婚式に出席した上司への礼状
謹呈、青葉輝く候、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は、御多忙中にも関わらず、私どもの結婚式に御出席賜り、真にありがとうございました。
お心のこもったお祝辞を頂戴致しまして、私も妻も深く感謝申し上げますとともに、これからの人生に、お言葉を活かして参りたく存じております。
昨日、新婚旅行から戻り、いよいよ新生活が始まると、覚悟を新たにしておりますが、私も妻も未熟な若輩者でございます。
今後とも、従来に倍加して厳しい御指導を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
間もなく入梅でございます。不順な天候が続きますので、御体調など崩されませんように、くれぐれも御自愛下さいませ。
改めて、御礼にお伺いさせて頂きますが、御奥様にもよろしくお伝え下さいませ。
謹白
- 親戚に対する結婚祝いの礼状
謹啓、錦秋の候、皆様にはますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
この度は、私達に素晴らしいお祝のお品をお送り頂きまして、真にありがとうございます。
新婚旅行から戻りまして、お祝を頂戴したと知り、嬉しい驚きでございました。前々から欲しいと存じておりましたお品で、主人も大変喜んでおります。
大事に使わせて頂きます。
結婚式は、私達夫婦の家族と親しい友人数名だけのささやかなものでございました。御多忙中、わざわざおいで頂くのも御迷惑をおかけするようで、どなたにもお知らせ致しませんでした。
それなのに、このようなお心遣いを頂きまして、恐縮の極みでございます。本当に、ありがとうございました。
旅行中に求めた品でございますが、お送りさせて頂きます。つまらない品ではございますが、御笑納頂ければ、幸いに存じます。
秋が深まるとともに寒さも増して参ります。皆様には、悪い風邪などお召しになられませんように、くれぐれもお身体をおいとい下さいませ。
かしこ
- 親戚に対する出産祝の礼状
謹啓、梅雨明けが待ち遠しい頃でございますが、みな様、お変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
さて、この度は、可愛らしい出産お祝を頂戴致しまして、真にありがとうございました。
娘が生まれる前から、このような木馬さんが欲しいと存じておりました。実は、
あるお店のショーウインドで、もう少し小型の木馬を見つけ、買おうかどうしようか迷っておりました。
それが、このように大きな立派な木馬をお送り頂きまして、お礼の言葉もございません。この木馬なら、イギリスの童謡にあるように、何マイルも何マイルも走ることができると存じます。
娘がこの木馬で遊ぶ日を、今から楽しみに致しております。
天候不順な折り、お風邪など召されませんように、皆様の御健勝を心からお祈り申し上げます。
かしこ
3 開店祝のお礼
- 得意先の会社への礼状
謹啓、春爛漫の候、貴社にはますます御清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より、並々ならぬ御贔屓御引立てを賜り、真にありがとうございます。
また、この度は、弊社支店の新規開店につきまして、みごとな胡蝶蘭の鉢植えをお贈り頂きまして、心より御礼申し上げます。
気品の高い胡蝶蘭は、新店舗を明るく彩り、豪華な雰囲気を醸し出してくれます。弊店の正面カウンターに飾らせて頂きました。
新規開店にあたり、弊社一同一丸となって社業に精進する覚悟でございます。
旧来に倍加しての御指導御鞭撻、そして御愛顧賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
末筆ではございますが、御社のますますの御発展と御繁栄、皆々様の御健勝を心からお祈り申し上げます。
謹白
- 個人客に対する開店祝の礼状
謹啓、紫陽花の美しい季節となりましたが、ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
長らくお待たせ致しましたが、ようやく新規開店の運びとなり、弊店一同、緊張しながらも張り切っております。
この度は、早々にクリスタル・フラワーの置物をお贈り頂き、真にありがとうございます。
「枯れない花」という縁起の良い美しいお品に、私をはじめ一同、大喜びでございます。早速、一番目立つところに、飾らせて頂きました。
しばらくお休み致しておりましたにも関わらず、このような御厚情を賜り、お礼の言葉もございません。
旧来にも増してお客様方に御満足頂けますよう、弊店一同最善を尽くして努めますので、引き続き御贔屓賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。
うっとうして雨が続きますが、御体調など崩されませんように、くれぐれも御自愛下さいませ。
○○様の御来店を、首を長くしてお待ち致しております。
謹白