熊本城
約400年前、加藤清正が築いた城で、姫路城・大阪城とならぶ「日本三名城」の一つです。
今でも、加藤清正は、熊本市民から「清正公(せいしょこ)さん」と呼ばれて敬愛されています。
清正の死後、加藤家は改易となり、熊本城は細川家の居城となりました。
細川家は肥後54万石の領主として栄え、明治維新を迎えました。
熊本城へのアクセス
- 熊本空港から
リムジンバスで熊本市中心部、市役所前まで40分です。
市役所前から熊本城まで徒歩3分です。
- JR熊本駅から
市電 熊本城・市役所前電停で下車。熊本城まで徒歩3分です。
花畑電停で下車すると、熊本城まで徒歩5分です。
バス 交通センターで下車。熊本城まで徒歩8分です。
熊本城周遊バス「しろめぐりん」を利用すると便利です。
- JR熊本駅から
バス 交通センターで下車。熊本城まで徒歩8分です。
- 熊本港から
バス シャトル・バス もしくは 路線バス
交通センターで下車。熊本城まで徒歩8分です。
- 熊本城周遊バス「しろめぐりん」
熊本駅前から、毎日、20~30分おきに発車しています。
運行時間は9:00から17:00までです。
熊本駅==交通センター==桜の馬場・城彩苑==熊本城==博物館・旧細川刑部邸==県立美術館==桜の馬場==交通センター==熊本駅
どこまで乗っても大人150円・子供80円です。
一日乗車券は、大人400円・子供200円です。
- 自動車なら
熊本ICから国道57号線で、熊本市街地方面へ向かい30分です。
益城・熊本空港ICから県道36号線で、熊本市街地方面へ向かい25分です。
植木ICから国道3号線で、熊本市街地方面へ向かい40分です。
熊本城観光コース
熊本城を見るには、3コースあります。それに、熊本城を中心にした、熊本市内散策コースを加えて、4コースを御紹介します。
- 名所ピックアップ90分コース
交通センターまたは市役所前から、行幸(みゆき)橋を渡り、頬当(ほおあて)
御門から入ります。
宇土櫓(うとやぐら)を見てから、地下道の闇(くらが)り御門を通って、本丸御殿に入ります。
熊本城天守閣に出て、熊本城天守閣に登ります。
- ゆったりお城めぐり120分コース
交通センターまたは市役所前から、行幸橋を渡り、櫨方(はぜかた)門から入
ります。
竹之丸ゾーンで馬具櫓から平御櫓まで続く長塀(ながべい)に沿って歩き、東十八間櫓・北十八間櫓など櫓群を見ます。
不開門を通り、源之進櫓・田子櫓・十四間櫓などの櫓群を見ます。
梅園を通り、二様の石垣・首掛け石を見てから、宇土櫓に出ます。
地下道の闇り御門から本丸御殿に入り、さらに熊本城天守閣に登ります。
数寄屋丸二階広間や地図石・地蔵石を見て、頬当御門から南大手門、西大手門を通り、桜の馬場・城彩苑に出ます。
- 歴史と建築美術をたっぷり楽しむ240分コース
「しろめぐりん」旧細川刑部邸・博物館前で下車し、まず熊本県立美術館を
見ます。
次に旧細川刑部邸を見学し、清正公を祀る加藤神社にお参りします。
西大手門・南大手門を通り、頬当門から入ります。
首掛け石、宇土櫓を見て、闇り通路から本丸御殿に入ります。
熊本城天守閣に登ってから、地図石や二様石垣、源之進櫓・田子櫓などの櫓群を見ます。
不開門から出て、東と北の十八間櫓など櫓群を見ます。
熊本伝統工芸館を見てから、熊本県立美術館分館に行きます。
横井小楠と維新群像を見て、長塀通りを歩き、行幸橋に出ます。
ここでもう少し時間があれば、桜の馬場と城彩苑を見ることをお勧めします。
- 熊本駅から熊本城まで散策コース
熊本駅から北岡自然公園に寄り、古町を通って、明八橋・明十橋など、江戸
時代の町家の雰囲気を味わいます。
旧第一銀行熊本支店だったピーエスオランジェリや船馬橋のたぬき像を眺めて、熊本県物産館へ向かいます。
熊本城を見学してから、肥後象眼光助の工房を訪ねます。
歩き疲れたら、「しろめぐりん」など、バスや市電を利用するといいですよ。
コースの見どころ
- 熊本城天守閣
茶臼山の頂上に石を巧みに積み上げて天守台を築き、その上に大小二つの天守閣がどっしりとそびえています。
天守閣からは熊本市内はもちろん、はるかな阿蘇の山並みまで眺められます。
清正公の天守閣は西南戦争で消失しましたが、昭和35年に細部まで忠実に復元されました。
- 本丸御殿
城主の居室や接見の間などがあり、熊本城の中核となる建物です。
二つの石垣をまたぐように建てられたので、地下通路ができました。
この地下通路は、「闇(くらが)り御門」「闇り通路」と呼ばれています。
- 宇土櫓・源之進櫓など
西南戦争の戦火を逃れ、現存する貴重な櫓です。
国の重要文化財です。
- 二様の石垣
熊本城の石垣には二通りの石の積み方が見られます。
一方の側は、上に行くほど勾配が急になる「穴太積(あのうづみ)」、もう一方の側は、急勾配の「算木積(さんぎづみ)」となっています。
- 旧細川刑部邸
細川家三代忠利公の弟刑部少輔興孝の屋敷を移築・復元しました。
- 桜の馬場・城彩苑
熊本の歴史を体験できる「湧々座(ゆうゆうざ)」や、熊本県自慢の食物・特産品がそろった、飲食・物販施設の「桜の小路」など、楽しさいっぱいの観光施設です。
- 横井小楠と維新群像
幕末きっての革新的思想家横井小楠は熊本出身で、越前藩主松平春嶽のブレーンとなりました。幕末の風雲児坂本竜馬が大いに感銘を受けた人物です。
横井小楠・坂本竜馬・松平春嶽・勝海舟・細川護久の像が建てられています。
- 北岡自然公園
細川家三代忠利公の菩提寺(ぼだいじ)、妙解寺(みょうげじ)の跡です。
森鴎外の名作「阿部一族」のモデルとなった阿部弥一右衛門の墓があります。
熊本城のイベントなど
- 開園時間
3月~11月 8:30~18:00 (入園17:30まで)
12月~2月 8:30~17:00 (入園16:30まで)
- 夜間見学 ライトアップもします
4月25日~5月6日 8:30~20:00 (入園19:30まで)
7月18日~8月31日 8:30~20:00 (入園19:30まで)
2016年
3月21日~4月5日 8:30~21:00 (入園20:30まで)
- 熊本城おもてなし武将隊夕涼みツアー
7月18日~8月31日 土・日・祝日
8月10日~8月13日 毎日
17:30に頬当御門前に集合すると、「おもてなし武将隊」が天守閣まで案内してくれます。
- 名月鑑賞会
9月26日・27日 天守閣前広場でお月見をします。
- 迎春行事
2016年1月1日
2016枚のかわらけを配ります。
熊本の名物料理はいかが?
- 殿様気分を味わえる「本丸御膳」
「熊本藩飲食物製法書」に基づいて殿様料理を再現し、熊本名物料理を加味しました。
本丸御殿大御台所の一階と二階で食べられます。11:30~14:00
一人前3,000円で、予約が必要です。
予約 郷土料理青柳(毎日10:00~17:00受付) 電話096-325-0092
- 熊本郷土料理「会楽園」
熊本の郷土料理「太平燕(タイピーエン)」は、春雨スープに、白菜・エビ・豚肉などの五目炒めを合わせて、揚げ玉子をそえたものです。
会楽園 電話096-352-2844
時間 11:00~14:30 17:00~21:30
- 熊本名物馬刺し
熊本名物といえば、馬刺しです。馬にぎり・桜納豆・馬焼き・馬しゃぶなどもぜひ一度は味わってみてくださいね。
- 五郎八 郷土料理と創作料理 地酒とワインの店
時間 16:30~23:00
場所 市電花畑町電停から徒歩3分
電話 096-321-8568
- くまもと旬処 五郎八離れ
時間 11:30~14:00 16:30~23:00 ランチは予約が必要です
場所 市電花畑町電停から徒歩3分
電話 096-321-8880
- 菜な(なな) 馬刺し・揚げたて辛子蓮根・だご汁など郷土料理の店
時間 17:00~25:00
場所 交通センターから徒歩5分
電話 096-312-0039