紫外線アレルギーの症状とは?予防と対策

春が過ぎ、日中が夏のように暑い日も多くなってきました。まだ本格的な夏ではないこともあり、まだ紫外線対策をしていないという人も多いのではないでしょうか。

紫外線は単に日焼けを気にするだけでなく、「紫外線アレルギー」というものがあります。

アレルギーは今まで特に感じなかった人でも、ある日突然発症することもあります。

この「紫外線アレルギー」とはどのようなものなのでしょうか。調べてみたいと思います。

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紫外線アレルギーとは

日光から出る紫外線を浴びることによって皮膚に湿疹や赤みを帯びたり、かゆみが出たりなどのアレルギー症状が出ることを指します。

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出典:www.data.jma.go.jp 年間推移グラフ (日最大UVインデックス)

主な症状

日光過敏症や日光性皮膚症などという病名でも呼ばれているようで、日光を浴びたところに湿疹やかぶれ、赤みができ、腫れてしまったり、酷いとミミズ腫れや蕁麻疹、水ぶくれになってしまったりする人もいます。皮膚にかゆみや痛みを伴う場合もあります。

また、皮膚の症状以外にも目の充血や痛み、発熱、頭痛や吐き気などの症状が出る人もいます。

原因とは

まず内因性の原因を挙げてみます。

  • アレルギー体質
  • 免疫システム異常
  • 先天性疾患
  • 代謝異常
  • ビタミン・ミネラル不足
  • アルコール性肝障害、C型肝炎の人

アレルギーの原因として、皮膚の光感作物質が、紫外線を浴びるとアレルゲンを生成し、それによりアレルギー反応が出るという仕組みになっています。一度アレルゲンを生成してしまうと、今後紫外線を浴びるといつもアレルギー症状を発症してしまいます。

次に外因性の原因を挙げてみます。

  • レモン・オレンジなどに含まれるソラレン
  • セロリ・キャベツ・いちじく、あわびなどの食品
  • 抗生物質
  • 日焼けどめなどに含まれる紫外線吸収剤

よく日焼けなどにビタミンCが良いということを耳にしますが、柑橘系などに含まれる「ソラレン」は光毒性があり、紫外線を吸収しやすくする作用があります。

セロリ、キャベツなどの食品も同じように光毒性を持っているので注意が必要です。

抗生物質などの薬品も紫外線を吸収する作用があるものがあるので、病院等で確認することが大切です。また、日焼けどめの紫外線吸収剤も一旦吸収する際に紫外線の影響を受けてしまうことがあります。

予防と対策

紫外線散乱剤の日焼けどめを選ぶ。自分に合った日焼けどめを探す。

長袖の洋服、アームカバー、帽子を着用する。

日傘を使用する。

室内にも紫外線は入ってくるので、窓にUVカットフィルムなどを貼る。

アレルギーは紫外線に関わらず完治が難しいものです。長期的に付き合っていかなければならないので、今からでも紫外線に気をつけ、浴びないようにしたいものです。

また、顔にだけなど一部に出ることもあるようです。気になる症状が出たら医師に相談することが大事ですね。

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