仙台七夕 2015
仙台七夕祭は、仙台藩の藩祖伊達正宗侯の頃から続く伝統的な星祭です。
今年2015年は、8月6日木曜日から8月8日土曜日の3日間、開催されます。
七夕祭の由来
仙台の七夕祭は17世紀初め、藩祖伊達正宗侯の頃から始まりました。
伊達正宗というのは、独眼竜で知られた戦国武将です。
五節句の一つとして祝われたのです。
七夕は中国の牽牛(けんぎゅう=彦星)・織女(しょくじょ=織姫)の伝説に基づいて、奈良時代から始められました。
江戸時代に入ると、葉竹を立てて、和歌を書いた短冊(たんざく)や五色の紙を飾りつけ、そろばん・帳面・筆・硯(すずり)の張子(はりこ)を結びつけました。
五色の糸・詩歌を書いた色紙や短冊を供えて、裁縫(さいほう)や習字・作文の上達を願いました。
仙台でも、旧暦7月7日に七夕祭が行われていましたが、季節に合わせるために、太陽暦(現在使用の暦)に1ヶ月足す中暦を使い、8月6日~8日としたのです。
ちなみに、七夕は夏祭りではありません。別名「星祭」といい、秋の季語となっています。8月8日頃が立秋で、秋が始まります。
どんな飾りつけをするの?
仙台の七夕飾りには七種類あり、それぞれ意味があります。
短冊 学問や書道の上達
紙衣 裁縫の上達 病気や厄災の身代わり
巾着 商売繁盛 蓄財 富貴
投網 大漁
吹き流し 昔のお供えの五色の糸の代わり
折鶴 健康 長寿
くずかご 清潔 倹約
最近は、吹き流しの上にくすだまを飾りつけます。
仙台七夕独特の飾り物に、「からくり七夕」があります。糸操り人形の小舞台で、人形が自動的に同じ動作をくりかえします。
また、七十七銀行など企業が、それぞれの宣伝を兼ねた飾りを社屋前や商店街に立てます。
仙台の七夕飾りは、「紙と竹」で作る世界一優雅な飾りつけと言われます。
8月6日は、広島の原爆記念日です。平和を祈願するために、全国から送られる100万羽の折鶴のうち、18万羽を5本の吹き流しに飾りつけます。
残りの折鶴は花輪にして、平和のメッセージを添えて、観光客に贈られます。
飾りつけはどこで見られるの?
各商店街で飾りつけをしますが、大規模な飾りは、
- 一番町
- 中央通りなどアーケード街
- 仙台駅周辺
で見られます。
飾りつけの時間は
8月6日木曜日・7日金曜日 10:00~22:00
8月8日土曜日 10:00~21:00
仙台市匂当台公園市民広場では、「おまつり広場」と称して、いろいろな催しを行います。
開催時間は、6日・7日・8日ともに、10:00~21:00です。
星のステージ・七夕伝承館・織姫彦星ひろば・踊りましょう通り・七夕食堂・天の川回廊などの催しがあります。
毎年200万人以上の人出ですから、往復の切符や宿泊の手配は、早めにするといいですよ。
花火大会もあります
七夕の前夜、8月5日には、七夕花火大会が行われます。
仙台市青葉区西公園の辺りで、16,000発の花火が打ち上げられます。
アクセスと問い合わせ先
東京・関西方面からは、東北新幹線を御利用下さい。
青森・盛岡方面からは、東北新幹線を御利用下さい。
秋田方面からは、秋田新幹線を御利用下さい。
新潟方面からは、上越・東北新幹線を御利用下さい。
当日の市内は混雑しますので、公共乗り物を御利用下さい。
問い合わせは、仙台七夕まつり協賛会(仙台商工会議所)へお願いします。
電話 022-265-8185