夏になると困るのが蚊です。いつのまにか何箇所も刺されて掻きむしってしまったり・・・この蚊に対して効果的とされているのが、蚊取り線香です。蚊取り線香の効果や、その時間などについて調べてみたいと思います。
蚊取り線香が蚊に効く理由
除虫菊(ピレトリン)やピレスロイドという成分が有効とされています。
蚊取り線香以外にも、殺虫剤などにもよく入っている成分です。殺虫剤はこれらの成分が蚊取り線香よりも高濃度で配合されているようです。
上記の成分と粘結剤、澱粉、染料が蚊取り線香の原料となっています。
ちなみに蚊取り線香の煙の中にこれらの有効成分が入っていると思いがちですが、燃えている先端から5~8mm手前の部分から出ているようです。熱によって揮発されて成分が出るのです。よって煙の届く範囲と、有効成分が届く範囲は違う
蚊取り線香の燃焼時間
蚊取り線香には様々な形状や種類が商品化しています。渦巻き状でも大きいものから小さいものまでありますし、虫除けグッズに関してはミストタイプやシート状、電気を使用するもの、アロマの香りがするもの、ペット用など幅広い消費者に向けて販売されています。蚊取り線香の一般的な渦巻き状の置き型タイプは約6時間~9時間燃焼します。有名な金鳥の蚊取り線香は大きいので、9時間程燃焼するようです。1時間で10cm燃焼するので、商品は90cmの長さだということがわかります。
蚊取り線香の効果範囲
蚊取り線香を中心とし、半径2.5m程が効果範囲とされています。
蚊取り線香を置く最適な場所
- 玄関や窓・・・蚊が侵入するだろうと予測出来る場所に置くと室内の侵入を防げるので、効果的です。
- 水の溜まっている場所・・・植木鉢の水たまりなど、蚊が産卵するであろう場所に置くと効果的です。
- 風上・・・屋外や風通しの良いところに関しては風上におくと成分が広範囲に届きやすいです。
ほかの虫にも効果があるのか
殺虫剤と同じ成分ですが、対象を蚊としているので、それよりも大きいムカデやゴキブリなどには効き目がないと思われます。コバエくらいの大きさなら効果が期待できるかもしれません。
蚊取り線香の煙に成分が含まれ、それを浴びた蚊に効果があると思っていましたが、煙ではなく本体から揮発して出ているのを知り、とても驚きました。
簡単な作りのように見える蚊取り線香も、なかなか巧妙な作りをしているのだと思いました。梅雨が明けると夏本番です。蚊取り線香の準備も早めにしておくと良いですね。