よく結石があると激痛が走ると聞きます。痛みを伴う病気には胆石、膵炎、結石があり、これらを「3大激痛」と言うようです。男性の15%、女性の7%が尿路結石になると言われています。珍しくない病気の「結石」とは具体的にどのようなもので、結石となった場合にはどんな方法で治療するのでしょうか。調べてみたいと思います。
結石とは
多くは腎臓の中で石ができる「腎臓結石」で、その石が尿管に詰まると「尿管結石」、膀胱にあると「膀胱結石」、尿道に詰まると「尿道結石」と言われています。多くの結石の症状として「尿路結石」と言われることが多いでしょう。
・尿路結石・・・腎臓、尿管、膀胱、尿道のどれかに石ができることです。
腎臓の中に石があるときにはそこまで痛みを感じることがなく、自覚症状が現れない場合も多いです。これが尿管に移動すると差し込むような激痛が起こり、うずくまって立ち上がれないくらいになってしまいます。また血尿が出たりします。
痛みの場所としては腰背部から側腹部、下腹部にかけて起きます。通常痛みは3~4時間ほど継続することが多いようです。また腎盂腎炎を併発し、38~40℃の高熱が出ることもあります。吐き気や嘔吐などの症状も出る人もいます。
なぜ結石ができるのか
原因不明が全体の6割だそうです。2~4割が何らかの原因にあたる疾患や、寝たきりが続いたなどの原因が考えられます。
結石の正体
シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウム、2つの混合物が結石です。
処方される薬
結石には特効薬がありません。水分を多くとって排尿で石を出さなければなりません。
あまりにも痛いときにと「ボルタレン50mg」という座薬の鎮痛剤を処方されることが多いと思います。1回の使用で6時間空けなければなりません。効き目が強く、効果に期待できるものらしいですが、本格的な痛みの真っ最中だとなかなか効き目が薄くなることもあるようです。ちなみに、市販のイブやバファリンなどの鎮痛薬はほぼ効かないに等しい程だそうです。
結石の予防方法
- 水分を多く取る。
- 過剰に塩分を摂取しない
- ビタミンCを過剰摂取しない
- 寝る前に食事をしない
などがあげられます。一番は水分を多く取ることだと思うので、日頃からこまめに水分補給をしましょう。
多くの人が羅患する結石。もし結石ができても自然拝石を待つのみなので、痛みと戦わなければいけません。実際尿道結石を羅患した友人がいますが、激痛だと言っておりました。自分自身も水分補給して予防しようと思います。日頃の意識が大切ですね。