京都嵐山へのアクセス   トロッコ列車と 保津川下りの時刻表と料金

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 嵐山

嵐山は京都の西郊、渡月橋の西にある標高381.5mの山ですが、桂川の両岸一帯を「嵐山」と呼んでいます。

桂川の南側が西京区、北側が右京区嵯峨で、春の桜、夏の青葉、秋の紅葉、冬の雪と、四季おりおりの眺めが楽しめます。

出典: http://photo53.com/

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嵐山へのアクセス

京都駅からJR嵯峨線(山陰線)に乗り、嵯峨嵐山駅で下車します。渡月橋まで、歩いて10分くらいです。

京都駅から市バス28に乗って、嵐山天龍寺前で下車してもいいのですが、交通渋滞がおきやすいので、気をつけて下さいね。

四条河原町・京阪三条からは市バス11に乗ります。

京福電鉄で行く方法もあります。京都駅から地下鉄烏丸線に乗り、四条駅で阪急線(阪急烏丸駅)に乗り換えます。四条大宮駅で京福電鉄に乗り、終点嵐山で降ります。渡月橋まで歩いてすぐです。

八方をにらむ 天龍寺の龍

JR嵯峨嵐山駅から歩いて15分ほど、京福電鉄嵐山駅から歩いて1分、臨済宗天龍寺派の大本山天龍寺があります。正式には霊亀山天龍資聖禅寺といい、京都五山の第一位とされています。世界遺産にも登録されています。

京都五山とは室町時代初期に選ばれた格式の高い禅寺です。

  • 天龍寺は誰が建てたの?

1333年、後醍醐天皇は足利尊氏や楠木正成らの助力を得て鎌倉幕府を滅ぼし、建武の新政を始めました。しかし、尊氏は後醍醐天皇と意見が合わず、1338年に別の天皇を立てて征夷大将軍となり、室町幕府を開きました。後醍醐天皇は吉野山へ逃げ、1339年に亡くなりました。

天龍寺は、足利尊氏が後醍醐天皇の霊を慰めるために建立した寺です。この寺を建てる資金を得るために、中国(明)と貿易を行いましたが、その貿易船を天龍寺船といいます。

  • 天龍寺の見どころは?

天龍寺を開山した夢窓疎石が造った池泉回遊式庭園は、特別名勝となっています。

天龍寺は幕末の禁門の変などで打撃を受け、多くの建物が明治になって再建されました。法堂もその一つで、天井の雲竜図も明治の画家鈴木松年が描きました。しかし、絵の傷みがひどくなり、現在の「八方にらみの龍」で知られる雲竜図は、1997年に加山又造氏が描いたものです。

  • 天龍寺で湯豆腐が食べられるの?

天龍寺の塔頭(禅宗寺院の境内にある寺)の一つ、西山艸堂(せいざんそうどう)で、名店「森嘉」の嵯峨豆腐を使った湯豆腐が食べられます。昼だけで、3千円から4千円くらいのコース料理です。

渡月橋のかかる川

渡月橋は京都最大の河川、桂川にかかる橋です。北岸から中洲の中の島公園にかかり、橋の上からの嵐山の眺めは四季それぞれの美しさがあります。

亀山上皇が橋の上から月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と言われたことから、渡月橋と名付けられました。

桂川は上流から下流にかけて、呼び名が変わります。最も上流の京都市右京区京北地区では上桂川、園部地区に入ると桂川、亀岡市の周辺では大堰川、亀岡市から渡月橋までは保津川、渡月橋を過ぎると再び桂川となります。

桂川は京都市の南、伏見区で鴨川と合流し、さらに大阪府の手前で宇治川、木津川といっしょになり、淀川になります。

渡月橋の北岸には、一時タレントショップがずらりと並んだことがあります。バブルの崩壊後は姿を消し、今はオルゴール博物館をはじめ、いろいろな博物館になっています。

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出典: http://photo53.com/

嵯峨野めぐりは?

  • 竹林散歩

天龍寺を出ると、源氏物語に書かれた野宮です。竹林に囲まれた小道をたどると大河内山荘です。戦前の二枚目時代劇スター、大河内傳次郎の私邸でした。

さらに足を延ばせば、小倉山の中腹に常寂光寺があります。阿弥陀如来と釈迦如来を拝める二尊院、横笛と滝口入道の悲恋で知られた滝口寺、平家物語の祇王・祇女の姉妹にゆかりの祇王寺と続きます。落柿舎の辺りはのんびりとした畑の風景が広がります。

  • 北嵯峨めぐり

天龍寺の北には、光源氏の山荘跡に建てられたという清凉寺釈迦堂、現代の駆け込み寺直指庵、そして嵯峨御所大覚寺があります。

  • 十三参りは振り向いたら、あかん!

渡月橋を渡れば、嵐山公園です。その先に十三参りの法輪寺があります。京都では、男も女も十三歳になると法輪寺にお参りして、虚空蔵菩薩から知恵を授かります。帰りに振り向くと、授かった知恵がお寺に帰ってしまいます。

トロッコ電車と保津川下り

JR嵯峨嵐山駅から少し歩くと、トロッコ嵐山駅です。ここから亀岡まで、渓谷に沿って、コトコトとトロッコ電車が走ります。

トロッコ列車の予約を取る方法はこちらの記事で詳しく書いてあります⇒トロッコ列車の予約 

亀岡から嵐山渡月橋まで約16㎞、2時間の舟の旅が、保津川下りです。水しぶきが上がり、スリル満点です。


ただし、雨が降らず、川の水量が減っても、大雨で増水しても、舟の運航は中止になります。ちなみに、大雨の運航中止が解けた後、舟は増水した急流に乗り、たった1時間で渡月橋に着きました。保津川下りの詳細はこちら

出船時刻表 (定期船) 3月10日~11月30日は 9:00/10:00/11:00/12:00/13:00/14:00/15:30
12月上旬~3月9日は 10:00/11:30/13:00/14:30

定期乗合船 4,100円/大人   2,700円/小人(4歳~小学生)
貸切船 82,000円/一隻17名様まで

団体割引もあるようです。

ライター 佐野 恵子

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