赤ちゃんの月齢によって様々な変化やママの悩みがあると思います。そのなかで「赤ちゃんの人見知り」について調べてみたいと思います。初めて会う人や、久しぶりに会う人に対してすごく泣いて拒絶し、ママが相手に対して申し訳ない気持ちになることってよくあると思います。赤ちゃんはいつごろから人見知りをするのでしょうか。
あかちゃんの人見知りをする時期
生後5ヶ月くらいになると、いつも自分の近くにいる人と、そうでない人の区別がつきだします。また、生後半年には警戒心を持ち始めるといわれています。人見知りのピークは8~9ヶ月で、人見知りにも個人差があり、ほとんどしない子もいます。
なぜ人見知りをするのか
ママとほかの人を区別するようになると、ほかの人に会ったときに、「この人はどんな人だろう、安心できる人かな」と観察をしています。それが、急に距離を縮められると怖かったりして泣いてしまうようです。単に恐怖で泣いているのではなく、「その人に近づいてみたいけど、まだちょっと怖い」という葛藤の末、泣いてしまうのだそうです。
人見知りをしたら
ママがその気持ちをほぐしてあげるのが良いでしょう。「この人は叔母さんよ」「大丈夫だよ」と、その人の紹介などしながらママが笑顔でその人と会話してみると、赤ちゃんはママの笑顔と相手の顔を見て、最初よりも少しずつ心の緊張もほぐれるでしょう。また、ママが抱っこしてあげながら観察させると、安心した状態で相手を見られるので、赤ちゃんもすぐには泣かず、相手を見ることができます。
赤ちゃんに接する方も注意が必要です。急に赤ちゃんに近づいたり、抱っこしたりすると、観察もままならない状況で接近され、泣いてしまいます。少しずつ話しかけたり、赤ちゃんの手をとってみるなど、安心してもらえるように赤ちゃんの反応をみながら接すると、赤ちゃんにとって良いかもしれません。
ある研究では人見知りをする赤ちゃんは相手の目をしっかりと見ており、また相手が自分の方を向いているときではなく、ほかの方向を向いているときに相手の顔をじっと見ているという結果が出たようです。
ママが一番安心する場所として、それを基準に観察しています。成長の過程として、とても大切なことです。その子によって年配の男性には近づかないとか、若い人には特に泣くなど、苦手なこともあるのかもしれません。人見知りをなくそうとするよりも、仕方ないと考えて、その時期を乗り切るのもひとつかと思います。心の成長と捉え、前向きにいきましょう。ママが間に入れば、おのずと赤ちゃんもわかりますよ。