まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では春ですね。春といえば桜ではないでしょうか。
暖かくなり、桜前線が発表される頃になると、花見の場所として良いところが賑わい出してきます。観光地での花見も、旅行先として人気になってきますね。中でも京都は日本有数の観光地。神社や寺院と桜の風景は、とても綺麗でしょう。
京都の数ある観光地の中で「哲学の道」があります。この哲学の道の桜の見頃について、調べてみたいと思います。
哲学の道とは
春は桜、秋は紅葉の名所として有名な遊歩道です。夏には蛍を見ることもできます。
日本の道百選にも選ばれており、「京都・東山の麓に哲学の道」と呼ばれる、絶好の散歩道です。
哲学の道という名前は、哲学者の西田幾多郎や田辺元らが思案しながら散策していたことからだと言われています。「哲学の小径」や「散策の道」、「思索の道」や「疏水の小径」などと色々な名称がありましたが、1972年に正式に「哲学の道」という名前が付けられました。
哲学の道とは、銀閣寺橋から若王寺橋までの約1.6kmの道のことを指します。道の横には琵琶湖疏水が流れており、その道沿いに約450本の桜の木が植えられています。この疏水に散る桜の花びらが連なって、花筏となり流れる様も、また風流であり、綺麗な光景です。
この桜は日本画家の橋本関雪が苗木を寄贈したことから、「関雪桜」とも言われているようです。
哲学の道周辺には銀閣寺や法然院、永観堂や南禅寺などがあります。
哲学の道にある桜の種類
染井吉野、大島桜、薄墨桜、しだれ桜、ボタン桜です。
ほとんどが染井吉野だそうです。
見ごろ時期
4月上旬から中旬にかけてのようです。
哲学の道にある甘味処
哲学の道を歩くと、脇にカフェや喫茶、食べ歩きできるものを売っている売店などが多々あります。私も実際哲学の道を散策したことがありますが、甘酒を販売していたお店があり、甘酒を片手に持ちながら散策したことを思い出します。
散策してちょっと小腹が空いて、カフェで休みながら、また食べ歩きしながら散策すると、お腹も気持ちも満たされて、より一層楽しい時間になることと思います。
歴史のある場所を観光することに加えて、季節を味わえる。そんな春の京都もとても魅力的ですね。私も行ってみたくなりました。
ライター木下 愛