『清水寺で歴史を感じて、お茶漬けでさっぱりとお腹を満たして』
京都の有名な観光スポットの一つ、「清水寺」。そして、京都の有名な食べ物、おたべや抹茶と並んで人気を博す食べ物の一つ、「お漬物」。そんな京都のエッセンスともいえるような二つのものを一挙に味わえるような場所があるとしたら? きっとそんな場所があれば心もお腹も満足すること間違いなし。
今回はそんな清水寺と、お茶漬け食べ放題で20種類のお漬物を楽しむことができる食事処をご紹介しましょう。
清水寺でその自然に心を癒されたあとにはぜひ行きたい食事処「阿古屋茶屋(あこやちゃや)」。二年坂の階段に面した風情ある店構えをした食事処となっています。こちらもドラマやCMの舞台としておなじみの二年坂を店前から見下ろす眺めは京都らしさにあふれるもので、素晴らしいものです。そんな阿古屋茶屋でぜひ食べていただきたいのが「お茶漬けバイキング」です。お漬物、ごはん、みそ汁、日本茶、最中がセットになって1450円となっています。バイキングの名の通り、そのすべてがお代わり自由となっています。しかも時間に制限はありません。お漬物はなんと20種類から選ぶことができます。
■お漬物20種類■
れんこん、長芋ゆず、白菜、長芋わさび
壬生菜、柴漬、ごぼう、小松菜、ゆず大根
ごま大根、しそたくあん、梅たくあん
ねぎ味噌、たけのこ、梅干し、ちりめん山椒※季節によって変わります

出典:http://www.kashogama.com/akoya/
キュウリや白菜といったお漬物としてポピュラーなものから、ゴボウやレンコン、春キャベツなどの漬物も楽しむことが出来ます。中でも人気ナンバー1は長いもわさびのお漬物です。長いものとろりとしていながらシャキシャキとした歯ごたえを持っている独特の触感は一度食べたら病みつきになること間違いなしです。これらのお漬物を自分流に彩り、取り皿に盛り付けたら一杯目はご飯のお供として、そして二杯目からはお茶漬けとして楽しんでいただきたいです。何回お代わりしても、ヘルシーにさらりと食べることできます。食後はまったりと日本茶と粒あん、抹茶あんの二つから選ぶことのできる最中でゆったりとした時間を楽しんでいただくことが出来るようになっています。最中は自分であんを詰められるのであんこが好きな人は沢山詰めてもいいし、少なくしてもいいので自分の食べ方で作れるのっていいですよね。最中はサックサクでお茶漬けでお腹いっぱい食べても甘味は別腹なので2、3個も食べられちゃいます。
お茶漬けと漬物でヘルシーと思っていてもデザートで結構なカロリーを消費してしまう可能性があるのでみなさんも気を付けてください(笑)
人気のお店なので結構待つことがあります。1~2時間位は待つ覚悟で行きましょう。
京都といえば、清水寺!
京都の観光名所としてまっさきに挙げられる場所、それが「清水寺」。清水寺は京都府京都市東山区にある寺院です。もともとは法相宗に属する寺院でしたが、現在は北法相宗大本山を名乗る寺院としてその名を知られています。その歴史は平安京遷都以前から続いている数少ない寺院の一つであります。伝承としては、行叡居士が「東国へ旅立つ」といって残した霊木に千手観音像を刻み、それを行叡の旧庵に安置したことが始まりであるとされてます。そして、音羽山中より途切れることなく湧き出る霊泉がその「清水」という名前の由来であるとされています。現在でも「清水の舞台から飛び降りる」といったようなことわざになっていたり、さまざまな物語の舞台になっていたりと、その名前はいろいろな場面で目にすることが出来る寺院となっています。
清水寺のアクセス
そんな清水寺ですが、アクセスは非常に充実しています。JR「京都」を利用した場合には、京都市バス206系統・東山通大路バスターミナルゆき、100系統・清水寺 祇園 銀閣寺ゆきで「五条坂」下車より徒歩10分、または土曜休日のみ運行している18系統・大原ゆきで「五条坂」下車より徒歩10分となっています。そして、阪急「河原町」、京阪「祇園四条」を利用した場合だと、京都市バス207系統・東福寺・九条車庫ゆきで「清水道」下車より徒歩10分、京阪バス83・85・87・88系統などで「清水道」もしくは「五条坂」下車より徒歩10分となっています。電車とバスを利用するとおよそどこを利用しても徒歩10分程度で行くことが出来るので、行きやすいのではないでしょうか。ただし、清水寺境内には駐車場がないので車で清水寺へ参拝することはあまりお勧めいたしません。近くの京都市営駐車場や参道ふもとをはじめ、周辺地域で一時的に駐車することが出来る場所があるにはあるのですが、秋の紅葉シーズンなどには混雑が予想されるため、可能な限り上記のような公共交通機関を利用した参拝をお勧めします。
拝観時間は時期にもよりますが、大体どの時期に行っても6時には開門しています。通常拝観は18時までとなっており(場合によっては18時30分まで開門している時期もあり)、春、夏、秋の特定の時期や、初もうでの時期などには18時頃から21時ごろまで夜間特別拝観も行ってます。桜のライトアップの時期や紅葉のライトアップの時期には美しい景色を見ることが出来るので、夜間拝観をするのもよいでしょう。
さて、清水寺の見どころですが、何よりもやはり懸造りという手法で作られた「舞台」でしょう。この舞台はもともと雅楽や能、狂言などの芸能を奉納する「舞台」として利用されてきました。現在でも重要な法会にはそれが行われます。しかし現在では一般に開放されており、その舞台に足を踏み入れ、清水寺の周囲の雄大な自然を目の当たりにすることが出来ます。その素晴らしい景色は人生で一度は見ておきたいものなのではないでしょうか?