京都 東寺のライトアップ 2017年はいつから?料金は?

『春に行きたい、京都東寺の夜桜の楽しみ方』

京都は春には桜、秋には紅葉の名所としてよく知られています。筆者が秋に神社へお参りをしたときにも、電車はいつも以上に混雑しており、足の踏み場もないほどでした。今回はそんな京都の桜の楽しみ方の一つとして有名な「夜桜のライトアップ」についてご紹介させていただきます。それに加えて、夜桜で有名な京都東寺の春にしか見ることのできない魅力的な特別展もご紹介させていただきたいと思います。

京都東寺とは


photo by ">einalem

京都東寺は京都市南区九条町にある仏教寺院です。平安京鎮護のために嵯峨天皇より空海に歌詞された寺で、真言密教の根本道場として栄えた寺院です。平成6年には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録された史跡です。

アクセスはJR「京都」より徒歩15分、近鉄「近鉄東寺」より徒歩10分、市バス78系統「東寺東門前」19系統「東寺南門前」42系統「九条大宮」16系統「東寺正門前」より徒歩1分ほどとなっています。車で行くことももちろん可能です。京都南ICより国道一号線を北に3,5kmほどのところに位置しています。駐車場は完備されており、50台を収容することが出来るようになっています。二時間でバスならば2000円、通常の乗用車であれば600円、バイクならば200円となっています。延長料金などは一時間ごとに乗用車なら300円、バイクなら100円ずつ加算されていくので注意しておくことが必要でしょう。ただし、毎月21日には「弘法市」が行われますので、その日だけは駐車場が利用できません。また、混雑が予想される際には、近隣のタイムズを利用する、またタイムズイオンモールKYOTOの駐車場を利用するなどをしてもよいでしょう。桜の時期や紅葉の時期には関係ありませんが、正月1月1日から5日まではバスと乗用車の駐車料金が変わりますので、チェックしてから行くようにしましょう。

京都東寺の夜桜の見どころ、時期

東寺は、春になると境内にはなんと200本ほどの桜が咲き誇る京都でも有数の桜の名所となっています。中でも、一番見たいのは樹齢130年を誇る「不二桜」でしょう。受講13mを超える大きな八重紅枝垂桜で、かの有名な弘法大師が唐から日本へ帰国して1200周年を記念して、2006年に三重県より移植された桜です。その名前の由来は、弘法大師の「不二のおしえ」にちなんでいます。その桜の美しさと、日本一の高さを誇る五重塔の織り成す風景は、古都京都らしい春を演出する美しいものとなっています。


photo by ">Ryosuke Yagi

桜のライトアップの時期は、桜の開花時期に合わせて変動するため、期間はある程度変動しますが、大体3月の下旬ごろから4月の中旬ごろまでがその期間として設定されています。ちなみに、昨年2016年のライトアップの時期は3月18日から4月17日がライトアップの期間となっていました。期間中は休みなく開いているので、いつでも光に照らされた桜を見ることが出来ます。ライトアップされる時間は18:30から22:00となっています。入館は終了30分前までとなっているので、それまでに入館するようにしておきましょう。料金は大人・高校生500円、中学生以下300円となっています。ただし、金堂、講堂などの堂内は外側からの拝観となっているので、仏像や曼荼羅を見ることはできません。

こんな記事も書いています⇒京都 東寺のちょっと知るだけで為になる歴史とアクセス駐車場情報

東寺の春季特別展の魅力

桜のライトアップの時期には、ほとんど同時に春季特別展が開催されています。大体時期は桜の開花時期とかぶっています。特別展には、宝物館、小子房の壁画を公開するものと、東寺の最大の見どころ、日本の木造建築としては最大の五重塔の初層を拝観することが出来るものの二つが開催されています。
前者は3月下旬ごろから4月下旬ごろまでとなっています。拝観時間は8時30分から午後5時30分までとなっています。宝物館の展示では、重要文化財である千手観音像や地蔵菩薩立像などの平安時代から残る仏像を見ることが出来たり、鎌倉時代に作られた五重小塔を見ることが出来たりと、1200年を超える歴史を持ったものに触れることが出来る機会となっています。小子房はもともと天皇を迎える特別なところで、現在のものは昭和9年に再建されたものとなっています。襖絵や障壁画をはじめ、庭園をじっくりと見ることが出来るので、ゆったりとした時間を過ごすことが出来るのではないでしょうか。

後者の開始時期は4月下旬ごろから5月下旬まで1か月ほどとなっています。桜が咲き誇る時期とはずれますが、普段は非公開となっている初層内部を見られるのも一年にこの期間だけなので、訪れる価値はあるでしょう。五重塔は長い歴史の中で何度も失われましたが、しかし繰り返し再建されることで現代にまで受け継がれてきました。現在見ることが出来る五十の糖は江戸時代に徳川家光によって再建された5代目のものなっています。初層内部は極彩色に彩られた空間となっており、密教の神秘的な空気感を肌で感じることが出来るのではないでしょうか。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です