京都 妙心寺の歴史と見所 周辺のおすすめランチ

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妙心寺

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

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臨済宗妙心寺派の総本山で、日本最大の禅宗寺院です。

臨済宗の禅寺は全国に6,000寺ありますが、その中の3,500寺が妙心寺派です。

妙心寺へのアクセス

正法山妙心寺  京都市右京区花園妙心寺町64  TEL.075-461-5226

[南総門から入る]

  • JR京都駅からJR山陰本線(嵯峨野線)に乗り、花園駅下車。徒歩10分です。

  • 京阪三条または京阪四条から、京阪バス61,62,63.65に乗り、妙心寺前で下車。徒歩3分です。

  • 四条烏丸から市バス91に乗り、妙心寺前で下車。徒歩3分です。

[北総門から入る]

  • JRバスに乗り、妙心寺北門前で下車。北総門はすぐです。

  • 四条大宮駅から嵐電嵐山本線(京福電鉄)に乗り、帷子ノ辻駅で嵐電北野線に乗り換えます。妙心寺駅で下車。徒歩3分です。

※ただし、北総門から入ると、大方丈・法堂・退蔵院・大心院へは、境内をかなり歩くことになります。

妙心寺の拝観

境内は、24時間、自由に見て廻ることができます。

  • 法堂  法堂内部・天井の雲竜図・浴室(明智風呂)・国宝の梵鐘

案内して説明してくれます。

拝観時間            9:00~11:50    約20分間隔で案内してくれます

12:30

13:00~15:40  約20分間隔で案内してくれます

拝観料                高校生以上500円 中学生300円 小学生100円

  • 退蔵院

拝観時間            9:00~17:00

拝観料                500円

  • 大心院

拝観時間            9:00~17:00

拝観料                300円

  • 桂春院

拝観時間            9:00~17:00(冬季は16:30)

拝観料                400円

  • 特別公開の塔頭は、それぞれ拝観料が必要です。

東林院・大法院など

妙心寺の歴史

臨済宗妙心寺派の総本山で、正式には、正法山妙心寺といいます。

厳しい禅宗の修行を重んじている寺院です。

御本尊は釈迦如来です。

もとは、花園上皇の離宮、花園御所があった風光明媚な土地でした。

建武二年(1335)に、仏門に入り法王となった花園法王は、離宮を禅寺に改めました。開山(初代住職)に関山慧玄を招きました。

慧玄は極めて厳格で、自分も修行僧と同様に質素な生活を送りました。

一時は室町幕府の怒りを買って中断されたり、応仁の乱(1467~1478)の戦火で伽藍を焼失したりしました。しかし、細川勝元の支援を受けて日峰宗舜が復活し、伽藍は雪江宗深の尽力で復興しました。仁和寺領の土地を寄進されて、寺領も拡大しました。

戦国武将らの庇護を受けて、江戸時代まで大いに栄えました。

12万坪の広い境内に、勅使門から三門・仏殿・法堂・大方丈が一直線に建てられています。

塔頭(たっちゅう=禅宗寺院の子寺)も46あり、日本最大の禅宗寺院の威容を誇っています。

※仁和寺の近くにある、石庭で有名な竜安寺も妙心寺の境外塔頭の1つです。

妙心寺の拝観コース

境内が広いので、拝観するのに時間がかかります。

公開されている建物や塔頭を全部見て廻ろうとすると、半日かかります。

[1時間コース]

南総門—三門—仏殿—大方丈—法堂—浴室—南総門

[2時間コース]

南総門—三門—仏殿—退蔵院—大方丈—法堂—浴室—開山堂—南総門

[半日コース]

南総門—三門—仏殿—退蔵院—大方丈—法堂—浴室—開山堂—大心院—桂春院—北総門

  • 三門

境内で唯一の朱塗りの建物です。

三門は、「空・無想・無作」の禅の境地を意味しています。

  • 仏殿

妙心寺の本堂で、御本尊の釈迦如来を安置しています。

現在は修理中で、中は拝観できません。参拝だけになります。

  • 大方丈(おおほうじょう)

仏事・行事を務める禅僧の控室・食事室などになる大広間があります。

  • 法堂(はっとう)  雲龍図と梵鐘
  • 法堂の天井には、狩野探幽が描いた「雲龍図」があります。

どこから見ても龍がにらんでいるように見えるので、「八方にらみ」と言います。

  • 堂内に安置されている梵鐘は、音色が美しいことで有名です。

「黄鐘調(おうじきちょう)の鐘」と呼ばれ、国宝になっています。

  • 浴室 明智風呂

明智光秀の叔父が、光秀の菩提(ぼだい)をとむらうために、寄進したと言われます。ただし、江戸時代に入ってからの建造物です。

禅僧の修行に使われました。

妙心寺の境内には、拝観できませんが、織田信長のお墓があります。

信長の墓のある寺で、信長を殺した光秀の菩提をとむらうのは、少し変ですね。

  • 退蔵院(たいぞういん)

四季それぞれの花が咲く、お庭の美しいことで知られた塔頭です。

方丈の西の庭は、狩野元信が造った枯山水です。

水琴窟(すいきんくつ)が美しい音色を響かせます。

水墨画の祖、如拙が描いた「瓢鮎図」があります。国宝となっています。

  • 開山堂

妙心寺の中では最も古い建物で、微笑塔とも呼ばれています。室町時代の建造です。

開山無相国師関山慧玄を祀っています。

拝観できませんので、外から参拝することになります。

  • 大心院

大書院前の「阿吽(あうん)の庭」は、白砂に石組と苔(こけ)をあしらっています。

昭和の名庭の1つです。

宿坊としても利用できます。電話か往復はがきでの予約が必要です。

問い合わせ先 075-461-5714

  • 桂春院

江戸時代に造られた庭園が飛び石つたいに続いています。

  • 清浄の庭

方丈北側の壺(つぼ)庭です。片隅に奇石・巨岩の並ぶ枯滝があります。

  • 真如(しんにょ)の庭

方丈南側の庭園です。サツキ・霧島ツツジ・馬酔木が植えられています。

  • 思惟の庭

方丈東側の庭園です。露地庭風です。

  • 侘びの庭

書院前から茶室「既白庵」に続く露地庭です。

  • 東林院

季節によって特別公開されます。

正月の「小豆粥の会」、6月の「沙羅の花を愛でる会」の時に、公開されます。

ことに、初夏に咲く沙羅双樹の花が評判です。

宿坊としても利用できますが、予約が必要です。

特別公開・宿泊の問い合わせは、075-463-1334

妙心寺でランチ

広い境内を歩き廻ると、お腹も空きますね。ランチで元気をつけてください。

  • 阿じろ本店 (精進料理)

妙心寺寺坊料理を務めた由緒あるお店です。

魚・肉類は全く使いませんが、味も量も文句なしです。

五味・五法・五色のお作法を守って、食事が楽しめます。

予算は3,000円~4,000円くらいです。

JR嵯峨野線花園駅から徒歩8分です。

営業時間            11:00~19:00(LO)            水曜日定休

電話                    075-463-0221

  • 萬長 (京料理・うなぎ)

京野菜をたっぷり使った低カロリーで、ヘルシーな料理です。

吉田兼好にちなんだ「つれづれ弁当」が一番のお勧めです。

コース料理も3,000円からあります。

ランチ予算は2,000円~3,000円くらいです。

JR嵯峨野線花園駅から徒歩15分です。

嵐電北野線妙心寺駅から徒歩2分です。

営業時間            11:00~21:00                   17:00以降は予約が必要です。

電話                    問い合わせ075-461-3961    予約050-5868-1884

  • しま田 (ステーキ・シチュー)

おいしい肉料理が食べたい人には、お勧めのお店です。

個人宅を改装した隠れ家的なお店で、レトロな雰囲気があります。

ランチ予算は1,000円~2,000円程度です。

フィレステーキ・ランチ1,800円、ガーリックライス700円です。

嵐電北野線妙心寺駅から徒歩5分です。

営業時間            11:30~14:00  17:00~22:00        木曜日定休

電話                    075-461-4368

  • 親爺 (ラーメン)

チャーシュー白身が売りのラーメン店です。

特に「チャーシュー白身のヘタ」がおいしいのですが、運まかせです。

チャーシュー白身麺は900円です。

JR嵯峨野線花園駅から徒歩10分です。

営業時間            11:00~22:30      水曜日定休   月2回火曜日休み

電話                    075-463-0406

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