京都 竜安寺のちょっと不思議な石庭とは?周辺のおいしいランチ

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京都 竜安寺

「神秘のロックガーデン」で知られる禅宗寺院です。

衣笠山の麓(ふもと)、きぬかけの道の途中にあります。

出典:www.47news.jp

出典:www.47news.jp

竜安寺へのアクセス

[JR京都駅から]

  • 市バス50に乗り、立命館大学前で下車。徒歩7分です。
  • JRバスに乗り、竜安寺前で下車。すぐです。
  • 市バス28,206・JRバスに乗り、四条大宮で嵐電嵐山本線に乗り換えます。

帷子ノ辻駅で、嵐電北野線に乗り換え、竜安寺道駅で下車。徒歩7分です。

[京阪三条駅・京阪四条駅から]

  • 市バス59に乗り、竜安寺前で下車。すぐです。

竜安寺の拝観

拝観時間            3月1日~11月30日                  8:00~17:00

12月1日~2月28日                  8:30~16:30

拝観料                高校生以上500円  小中学生300円

京都市右京区竜安寺御陵下町    TEL.075-463-2216

竜安寺は、いつ、だれが、建てたの?

竜安寺の正式名は、大雲山竜安寺といいます。

禅宗の臨済宗妙心寺派の寺院で、御本尊は釈迦如来です。

花園妙心寺と関係が深く、妙心寺の山内塔頭と同等の扱いを受けています。

平安時代の末、藤原北家の出である徳大寺実能がここに山荘を建てました。

1450年、室町幕府の管領(かんれい)細川勝元が徳大寺家から山荘を譲り受け、

禅寺を建立しました。

開山(初代住職)には、妙心寺から義天玄承(ぎてんげんしょう)を迎えました。

創建当初の境内は広く、現在の嵐電北野線(京福電鉄)の辺りまで竜安寺の境内でした。

1467年、細川勝元と守護大名山名宗全の勢力争いに、八代将軍足利義政の跡継ぎ問題がからんで、「応仁の乱」が起きました。細川勝元は東軍、山名宗全は西軍の総大将となり、全国の守護大名が東西に分かれて戦いました。

戦争は11年間(1477年まで)続き、都は焼け野原になってしまいました。

竜安寺も焼失しましたが、1499年、勝元の子細川政元と四代住職特芳禅傑によって再建されました。

織田信長・豊臣秀吉が寺領を安堵(あんど)し、徳川政権も寺を庇護しました。

当時の「都名所図会」(観光ガイドブック)を見ると、石庭よりも、鏡容池(きょうようち)を中心とする池水回遊式庭園の方が、有名だったようです。

1797年、火災で方丈(本堂)や仏殿などの伽藍が焼けてしまいました。そこで、塔頭の1つであった西源院を移築して竜安寺方丈としました。現在の方丈です。

竜安寺石庭

有名な石庭は、方丈(本堂)の南側にあります。

幅25m、奥行10mの75坪ほどの空間に白砂を敷き詰め、大小の石を、東から西へ5,2,3,2,3と合計15個配置してあります。

この石庭は「七・五・三の庭」とも「虎の子渡しの庭」とも呼ばれています。

出典:menamomi.net

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「七・五・三の庭」とは、配置された石の数に由来しています。奇数は陰陽道で言う「陽数」で、おめでたい数とされています。

「虎の子渡しの庭」という名は、中国の故事に由来しています。

虎は、3匹の子が生まれると、中の1匹はとても獰猛(どうもう)で、兄弟を食い殺してしまいます。

そこで、川を渡る時、母虎はまず獰猛な子虎をくわえて川を渡ります。次に、1匹をくわえて川を渡り、獰猛な子虎をくわえて戻ります。獰猛な子虎を岸に残して、2匹目をくわえて川を渡ります。最後に、獰猛な子虎を運びます。これなら、獰猛な子虎と普通の子虎が2匹だけになることは、ありません。

竜安寺の石庭は、この故事を表していると言います。

しかし、石庭は、禅の境地を表現しているので、見る人の心の持ち方で、どのようにも見えます。見る人によって解釈がちがってくるのです。

面白いことに、この石庭は、どこから見ても、1つだけ石が見えないように設計されています。

庭の作者も作庭年も不明です。

竜安寺の見どころ

石庭の他にも、見どころがあります。

  • 鏡容池庭園
出典:photohito.com

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寺の南側の広い池泉回遊式庭園で、桜や雪柳、紅葉など四季の花が楽しめます。

  • 西の庭
出典:ao0757082007.hatenablog.com

出典:ao0757082007.hatenablog.com

方丈や仏殿の西にある庭園で、竜安寺を建てた細川勝元の像を安置した「細川廟(びょう)」があります。

竜安寺北側には、一条天皇をはじめ五人の天皇の陵墓があります。

  • 知足(ちそく)の蹲踞(つくばい)
出典:woman.excite.co.jp

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方丈の北にある蹲踞(つくばい=茶室の入り口などにある手水鉢)は、水戸光圀が寄進したものです。手水鉢(ちょうずばち)中央の水穴を「口」という字に見立て、

「吾唯知足=われ、ただ足るを知る」と読ませます。

禅の教えを図案化したものです。

  • 襖絵(ふすまえ)
出典:blogs.yahoo.co.jp

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明治初期に竜安寺から出てしまった襖絵の一部が、2010年、115年ぶりに戻ってきました。「群仙図」と「琴棋書画(きんきしょが)図」の一部です。

竜安寺でランチ

  • 西源院(せいげんいん)

竜安寺の鏡容池のほとりにある塔頭(たっちゅう=子寺)西源院で、日本庭園を眺めながら、ランチが食べられます。

七草湯豆腐2人前1,500円、七草湯豆腐付き精進料理3,300円です、

出典:gbooks.jp

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バス停竜安寺前から徒歩3分です。

営業時間            10:00~16:30(LO)

電話                    075-462-4742

  • 山猫軒(やまねこけん)

きぬかけの道沿いにあるカフェです。

出典:d.hatena.ne.jp

出典:d.hatena.ne.jp

揚げ鶏の南蛮・タルタルソース添え1,100円など、ランチメニューも充実しています。

バス停竜安寺前から徒歩5分です。

営業時間            10:00~19:00

電話                    075-462-6004

  • ジャンボ

店名の通り、特大サイズのお好み焼きと焼きそばのお店です。

1,000円あれば、満腹になります。粉物は、やはり関西ですね。

等持院の近くなので、竜安寺から少し歩くことになります。

市バス等持院南町から徒歩1分、市バス立命館大学前から徒歩8分です。

嵐電北野線等持院駅から徒歩3分です。

営業時間            10:00~14:00(LO)            16:30~23:00(LO)

電話                    075-462-2934

  • 佐近(さこん)

京料理とフレンチが合体した創作料理です。

春夏秋冬と、旬の食材を使うので、同じコースでも料理がちがいます。

桜コース4,600円、橘コース5,700円からあります。御室コースは12,000円です。昼は、御室コースと双ヶ岡コースは、予約が必要です。

仁和寺の門前にあるので、竜安寺から少し歩きます。

嵐電北野線御室仁和寺駅から徒歩1分です

営業時間            11:30~14:30(LO)            17:00~20:30(LO)

電話                    075-463-5582

  • 御室さのわ

京見峠の名水で煎れた日本茶とコーヒーで、季節のケーキとウィーン風焼き菓子が食べられます。ロールケーキと日本茶のセット1,080円は、人気があるので、予約をした方がいいようです。

竜安寺から花園妙心寺の方へ歩きます。

嵐電北野線妙心寺駅から徒歩5分です。

営業時間            10:00~18:00

電話                    075-461-9077

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